内閣府 戦略的イノベーション推進プログラム
総合型ヘルスケアシステムの構築

サブ課題D
「デジタルツインのための先進的医療情報システム基盤の開発」

戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)とは
SIP

戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)は、内閣府が設置した総合科学技術・イノベーション会議(CSTI) が司令塔機能を発揮して、府省の枠や旧来の分野を超えたマネジメントにより、科学技術イノベーション実現のために創設した国家プロジェクトです。真に重要な社会的課題や、日本経済再生に寄与できるような世界を先導する課題に取り組んでいます。 各課題を強力にリードするプログラムディレクター(PD)を中心に産学官連携を図り、基礎研究から実用化・事業化、すなわち出口までを見据えて一気通貫で研究開発を推進しています。1

1国立研究開発法人 国立国際医療研究センター. "研究課題紹介". SIP 戦略的イノベーション創造プログラム 課題「統合型ヘルスケアシステムの開発」. 2024-05-14.

研究の目的
Research purpose

サブ課題D「デジタルツインのための先進的医療情報システム基盤の開発」では、医療デジタルツインを活用したソリューションの実現に向けて、電子カルテ・部門システム等に蓄積された医療データを、ベンダー・システムの垣根を越えて収集・統合するための基盤・技術を開発します。

テーマD-2「統合型の医学概念・知識連結データベースの構築及び医療文書の自動分析基盤の整備」では、既存の医療・医学関連の辞書やリソースをまとめた大規模な医学概念・知識連結データベースを開発します。さらに、構築したデータベースをもとに、医療データから構造化情報を取得するための医療言語処理基盤を開発します。加えて、これらの開発したリソースを利用して医療者・患者それぞれに向けたシステムの開発による社会実装を行います。

研究の概要
Research overview

本研究は、医学概念・知識連結データベースおよび医療言語処理基盤を開発します。FHIR準拠の医療情報システムに医学概念DBや医療言語処理基盤を搭載することで医療者の業務効率化を支援するとともに、病院データや文書を患者が理解しやすいように言い換えるといった患者向けのアプリケーションを開発し、社会還元することを目指します。

インフォメーション
Information

  • 2024/09/06  サイトを更新しました

公表資料
Material

医学概念・知識連結データベースの特徴、仕様、開発中のビューアー、詳細な仕様書を紹介します。

詳しくはこちら

研究体制
Structure

研究開発責任者

国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学(先端科学技術研究科・教授 荒牧 英治)

共同研究開発機関
国立大学法人 東京大学
国立大学法人 愛媛大学

研究開発チームへの協力機関
株式会社アイアール・アルト
株式会社シルク・ラボラトリ
MatBrain株式会社
株式会社プレシジョン